フルーツバスケット2期21話 感想・ネタバレ！誰からも必要とされなかった由希。再会した透に抱いた想いは母親の愛だった

前回は、翔と真知が義理の兄弟と分かったりと生徒会に関する話が進められました。

その中で由希が、過去に慊人に言われたことを思い出し、気分を悪くしてしまいます。

ですが、それによって由希がずっと透に抱いていた思いが明確になった様子。

今回はその思いの答えと、由希の過去が語られるお話のようです。

 

20話の感想・ネタバレは下記の記事でまとめてあります。

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この記事は「フルーツバスケット 2nd Season」21話のネタバレを含む記事となっています。

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フルーツバスケット 2nd Season 第21話『あったんだ。確かに』 あらすじ

🐭TVアニメ「#フルーツバスケット」🐭
＼8/24(月)深夜放送 2nd season第21話／
タイトル「あったんだ。確かに」

先行場面カット公開！

📺テレビ東京 深夜1:30～
📺テレビ愛知 深夜1:30～
📺テレビ大阪 深夜2:05～

由希がまだ誰にも伝えていない、情けなくてカッコ悪いこととは……#フルバ pic.twitter.com/ygqBphq2BB

— アニメ「フルーツバスケット」公式 (@fruba_PR) August 21, 2020

由希がまだ誰にも伝えていない、情けなくてカッコ悪いこと……それは初めて慊人と会った時まで遡る。物心ついた頃には、神様に一番近い存在として慊人の側にいた。しかし、ある日を境に否定的な言葉を浴びせられるようになる。友達も去った。母親からも見放された。そんな日々の中で、由希の心のどこかが弾けて……。

引用　公式サイト　https://fruba.jp/story/detail.php?id=1000816

 

幼い頃、慊人と過ごした由希の思い出

出会ってしまった #fruba #フルバ pic.twitter.com/z3tR8KhXbQ

— ななりん@2号店 (@NanalynYE) August 24, 2020

 

十二支の鼠憑きとして生まれた由希は、幼い頃に母親に連れられて現当主である慊人の元を訪れます。

 

母親は身体の弱い由希が慊人に愛想を尽かされるのでは？と心配しますが、

使用人の女性は「神と十二支の間には言葉で語れる絆がある」と言います。

 

その言葉は本当だったのか、慊人を見た瞬間に勝手に涙が溢れてくる由希。

それと同時に、胸の奥で様々な感情が浮かびます。

 

『会いたかった』『会いたくなかった』『抱きしめたい』『逃げ出したい』『愛しくて、憎らしい』

 

これは切れぬ縁だ、と使用人が語る中、慊人は「やっと会えたね、僕の由希」と由希を抱きしめました。

 

慊人は「鼠は十二支の中で一番偉く、神様に一番近い存在。君も特別なんだ」と由希に話します。

それから由希は慊人の側で過ごすようになり・・。

 

幼い由希はそれを疑問に思うことも無かったし、慊人の癇癪も今ほどでは無かったようです。

 

そんなある日、慊人はおかしくなってしまいます。

慊人は「自分の世界は真っ暗だ」と言い出し、墨汁で襖を黒く塗り始めます。

 

「自分といつも一緒にいる由希も真っ暗だ」と言ったかと思うと、

「自分は選ばれた存在で、お前と一緒なんかじゃない！」と由希を罵倒する慊人。

 

そして「お前の母親がくれた、お前は僕のおもちゃなんだよ！」と、

由希は捨てられ嫌われているのだと酷い言葉を浴びせます。

 

その時、自分が他の十二支と言葉を交わしたことがないと由希は気付きます。

 

十二支の食事の場から抜け出した由希は、

雪降る中、暖かそうな部屋を見つめる夾を見つけます。

 

由希は、夾とも顔を合わしたことがありませんでした。

 

みんなが"当たり前に持っているもの"が欲しいと願う由希

そりゃあ羨ましくなるよね。#フルバ #フルーツバスケット pic.twitter.com/G1cDNcrm1j

— AMI (@kurobasu9657) August 24, 2020

 

夾と初めて顔を合わせた由希は、彼の髪と瞳を見て『綺麗なオレンジ色』だと思います。

 

しかし、由希が"鼠憑き"だと確認すると、夾は「お前を絶対許さないからな」と怒りをぶつけます。

鼠のせいで猫は十二支に入れなかった・・幼い夾は今の自分の状況は全部由希が原因だと思っていたのでしょう。

 

「お前なんてこの世からいなくなればいいんだ」と言い残し、去っていく夾。

 

由希は泣きながら母親に縋ろうとしますが、抜け出したことを叱られ頬を殴られてしまいます。

 

さらには「君には可能性も希望もない」と慊人に呪いのように言葉を浴びせられ、

由希は自分が誰からも好かれていない存在だと思うようになります。

 

由希の両親は息子を当主に売ったことで、贅沢な暮らしをしているようでした。

由希自身も、他の十二支とは違う良い学校に通ってましたが、

他人と関わる術を知らない由希は、居辛さを感じていました。

 

そんな時、「由希と友達になりたい」と声をかけてくる同級生が現れます。

友達の中には草摩の子もいたようで、由希は嬉しくて彼らと遊ぶようになりました。

 

しかし、ふとした拍子に女の子に抱きつかれて、由希は鼠になった姿をさらしてしまいます。

 

由希は「記憶を消さないでほしい」とはとりに泣きつきますが、その願いは叶いませんでした。

かつての友達は、初めから由希を知らなかったかのように通り過ぎていきます。

 

その帰り、由希は飛ばされた帽子を追いかけてきた夾と再会をします。

帽子を夾に渡そうとしましたが、彼は由希をキッと睨み、籍真の元へ走り去ってしまいました。

 

抱きしめてくれる親、帰りたい家、笑いがあふれる場所。

そして、みんなが離れていかないような自分・・。

 

由希は帽子を握りしめ、そんなものが『欲しかった』と声をあげて泣きました。

 

『自分が消えてしまえば・・』壊れた由希の心

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— らゐちめろん＠SC2 (@lychee_sc2) August 24, 2020

 

由希は心身ともに弱っていったのか、以前に増して咳がひどくなっていました。

慊人はそんな由希に「死ぬの？つまらないね」と冷たい言葉をかけます。

 

両親はお見舞いどころか旅行に出かけているらしく、綾女も由希には無関心です。

 

慊人はふと、夾の母親のことを由希に語り始めます。

 

夾の母親は表向きには事故死とされていましたが、その真実は自殺でした。

夾は母親の葬式で、「由希を殺して自分も死ぬ」と言っていたそうです。

 

潑春も由希を嫌っていると語る慊人は、「由希は本当に嫌われ者だね」と言います。

 

そのまま気を失ってしまった由希は、夜明け頃に目を覚まします。

 

夾に帽子を返さなければ・・と思う由希でしたが、

自分を嫌う夾が受け取ってくれるとは考えれません。

 

『自分が居なくなれば、夾の悲しさが消えて無くなるのだろうか？』

『自分が居なくなれば、初めて役に立てるだろうか？』

 

慊人の「死ぬの？」という言葉を思い出した由希は、

衝動のままに駆け出し、屋敷を抜け出してしまいます。

 

由希は苦しくなってもひたすらに走り続け、いつしか知らない場所にたどり着きます。

 

透と再開した由希・・いつしか彼女の存在は"お母さん"に

何度も何度も何度も受け止めてくれた
愛しい人
あの空のように近く
遠い

号泣#フルーツバスケット pic.twitter.com/1nzkVCzmWd

— あやたん (@ayatan_0315) August 24, 2020

 

衝動のままに走り出した由希がたどり着いたのは、とある古いアパートの近く。

アパートの前では警官になだめられている一人の女性・今日子の姿がありました。

 

どうやら娘が行方不明らしく、大騒ぎしていたようです。

 

由希はただならぬ雰囲気の今日子に恐怖を感じつつも、あんな風に子供を心配するお母さんもいるんだと思います。

そして、ふと自分が走ってきた道の途中に女の子が居たのを思い出します。

 

由希がその場所まで戻ると、まだ女の子は泣きながらその場でうずくまっていました。

今日子に知らせようと由希が走り出すと、女の子は泣きながら由希を追いかけてきます。

 

女の子に近づかれるのは困ると思う由希でしたが、転んでも女の子は由希を追いかけてきました。

 

今、あの子の世界は自分に託されている。

そう思った由希は、彼女がもう迷子にならないように家までの道のりを誘導します。

 

そして無事にアパートの前にたどり着いた時、

『頑張ったね』と被っていた夾の帽子を女の子に被せ、その場を去って行きました。

 

今日子は"透"と呼ぶその女の子を見るなり、強く抱きしめます。

走り回ったせいで身体が弱った由希は、鼠の姿になってしまいました。

 

ですが、今日子に会えた喜びに涙を流す透を見て、

『誰かが自分を必要としてくれた・・過去も今もその時は確かにあったんだ』と由希も嬉しくて涙を流します。

 

回想は終わり、隣で座る翔が「かっこ悪いことって何？」と聞いてきます。

由希は今思い出していたことを翔に話し、助けた少女が透であることを語ります。

 

透を救った時、頑張って生きてみようと思った由希・・・しかし、再び心は弱ってしまいました。

 

夾に対する思いも、元々は憧れだったものが嫉みに変わってしまいます。

本当は夾に好いて欲しかった・・由希は"友達"になりたかったんです。

 

そんな由希の前に透は再び現れて、由希の側で彼のことを受け止めてくれました。

由希はいつしかそんな透のことを愛しいと思います。

 

ですが、それは空のように近くて遠い・・・"お母さん"みたいな存在だと。

 

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まとめ

#フルーツバスケット 2nd season 21話
母の愛情、友達との友情、その情けを欲する事を否定する草摩家の意思。一方自分に向けられるのは慊人の威光と夾の敵意。特別への圧力、それに弾けた反情心が幼き由希本来の心… 逃げ出した結果の透との出会いは真に運命、救いの神は居るのだな。良き演出。#フルバ pic.twitter.com/DigO5ARze3

— ぐでたか🎃 (@tk_yama_s) August 24, 2020

 

由希の悲しい過去が、今回詳しく語られました。

鼠憑きとして生まれ、恵まれたようで恵まれていなかった由希が、

幼い透を助けたことで自分の価値を実感するストーリーは感動しましたね。

そして、前回から薄々感じていた透への想いの真実。

籍真が居た夾と違い、親の愛情に飢えていた由希にとっては不思議ではない感情なのかも・・。

この真実が今後どんなストーリーを描いていくのか、楽しみですね！

 

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