出典 https://www6.nhk.or.jp/anime/program/detail.html?i=shingeki3
こんなおなやみをお持ちの方は今回の記事でアニメの見所や感想を知ることができます。
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「私はオーゼローズ北部の小さな農場で生まれました。貴族レイス協が統治する町地内にある牧場です」ヒストリアはうつむきがちにそれでもはっきりとした声でそう話しだしました。
物心つくころから農場の仕事を手伝っていて、母は大変美しい人で、朝から晩まで本を読んでいて、家事らしい仕事は何もしていませんでした。そして夜になると、きれいに着飾ってどこかへ出かけていくのでした。
自分にはその生活が当たり前の毎日でしたが、しかし地の読み書きを覚えると母のまねごとをして本を読み始めました。すると自分が孤独なのだと知りました。母親は子どもを抱きしめ、話しかけ、しかりつけるものだと知りました。
ある日好奇心から抱き着こうとしたヒストリア。母がどんな顔をするか見てみたかったから、と単純な子供心でしたが、ヒストリアの母は彼女を突き飛ばし、その日のうちに出ていきました。しかし、彼女は生まれて初めて母が自分に何かしてくれたそのこと自体にどこか喜びを感じていました。それほどに、彼女は母の愛を知らず、飢えていたのでしょう。
しかしヒストリアの母が生まれて初めて彼女にかけた言葉は「私にあんたを殺す勇気があれば!」でした。
そして五年前のあの日、オールローゼが陥落したあの日から数日たった夜、私は初めて父と名乗る人物に会いました。そして、その男性はロッドレイス(CV.屋良有作さん)、この領地する領主の名を名乗りました。後ろにいた母はしきりに何かにおびえていたようでした。父は「これからは私と暮らすぞ」というと牧場から歩きだしました。
すると、黒服の男たちが母親を捕まえ「このようなことをされては困りますな、レイス卿」と話すとヒストリアの母は「私はこの子の母親ではありません。私とは何の関係もありません」と泣いて許しを乞うているようでした。ヒストリアは母が言っていることを瞬時に理解できず、黒服のリーダーと思しき男・ケニーが「それは本当ですか?この女もその女の子もあなたとは何の関係もないと?」すると、レイス卿はヒストリアの手を放し深くため息をつくと、「しかたない…この二人は私とは何の関係もない」と話します。
ただ淡々と、深く、そうケニーに伝えたのです。すると「やはりそうでしたか。この女はレイス卿とは関係ないと」おびえる母親に「おまえは存在しなかった。あの屋敷に勤めていたこともない」と短剣を取り出し突きつけます。「旦那さま!話が違うではありませんか」と叫ぶものの、レイス卿は体ごと視線をそらしてしまう。母殺されると感じ取ったヒストリアは数歩歩み寄り、何が起きているかわからないまま「お前さえ、お前さえ生まなければっ」と目の前でケニーによって首を切られてしまいます。「それが母の最期の言葉でした。私も殺されそうになりましたが、父の提案でここから離れた遠い地でつつましく暮らすのならば見逃してやってはどうかと」そして「君の名はクリスタ=レンズだ」とレイス卿はクリスタに言い聞かせました。
シーンは現在に戻り、月明かりの照らす部屋で「あの時はああするしかなかったんだ」と過去の過ちを心から詫びるようにクリスタを抱きしめ優しく語るレイス卿。対象的に轡を噛まされたエレンは瞳もまだ混濁していて、意識も朦朧としているようでした。「いつだってお前の事を思っていた。いつもお前の事を考えていた。こうやって抱きしめるのを夢に見ていた。お前こそ王家の血をひくものだからだ」その言葉に涙するヒストリアを見て、疲れたように目を閉じるエレン。「私が?」「そうだよ、私たちレイス家こそが本当の王家なんだ。そしてお前こそが人類を救える唯一の存在なんだよ」と語りかけます。「さあ、いこう。すべてが始まった場所へ」そう言ってレイス卿はヒストリアの手を取って立ち上がるのでした。
場所は、ハンジたちが憲兵団を拷問していた建物に移ります。拷問を受けていた憲兵団・サニスは裏切った相棒を殺す勢いでとびかかります。そしてハンジが、そいつは何も話していない。私たちが刃を突き付けて無理やり言わせたセリフをお前が勘違いしてうのみにしただけだ、と事実を伝えます。
「悪魔め!」とやり口に恐怖と怒りを込めてにらみつける憲兵団たち。「そりゃ否定はしないけど、ニックには君たちがそう見えただろうね。だからあの時言っただろう?お前たちがかわいそうだなって。同情するよ、本当に、・・・(ここから朴璐美さんから想像できないお下品なセリフが続きますので以下略w)」
そしてサニスはうなだれたままこういうのです「順番だ」。その言葉に振り替えるとこう続けます。「こういう役には多分順番がある。役を降りても誰かがすぐに変わりを演じ始める。道理でこの世から無くならないわけだ。頑張れよ、ハンジ」その泣き顔は、自分を憐れむというよりはまるで、役を降りてほっとした涙にも見え、そしてその役目がハンジに移った事への心からの同情の涙にも見えました。
地下牢から上がると、苛立ちから机やいすをけ飛ばすハンジ。たまたま二階から降りてきたリヴァイに遭遇すると「悪いね、散らかしちゃって。ゴキブリがいたんだよ」リヴァイが管理する建物にゴキブリがいるとは到底思えませんがそれでも間髪入れず「そうか。だがお前の一撃でこぎぶりも吹き飛んだはずだ。例の件をみんなに話してやってくれ」総意とリヴァイは二回へと戻って行きました。(さりげなくリヴァイちょっとかっこいいシーン♡)
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「エレンが喰われる?!」その内容に驚愕するアルミンやリヴァイ班の面々。その皆に勤めて冷静にエレンから渡されたメモの内容を話すハンジ「エレンが思い出した内容はこうだ」
ベルトルトやライナーたちに連れ去られた後、森の中で「私を恨んでいるかい?」とベルトルト(CV. 橋詰知久さん)に聞くユミル(CV.藤田咲さん)。懐かしすぎてうれしすぎてこの辺の会話泣きそう(;▽;)そして応えるベルトルトの発言が「よくわからない。君も人なんて食べたくなかっただろうし」(!!)
そこから推測するにユミルは壁の外をうろつく巨人のひとりで、たまたまライナーやベルトルトやアニの仲間を食べたんだと思う。当然、巨人は巨人を食べでも人には戻らない。しかしライナーたちの仲間なら巨人化の能力を有した人間だろう。つまり巨人がその特別な能力を有した巨人を食べれば、元の人間に戻り、さらに相手の能力を得ることができるわけだ。先日の戦いでライナーは巨人をエレンに投げつけたという。巨人を操れるというエレンの叫びの力をほかの巨人に移そうとしたんじゃないか、だとすればエレンは器であって交換可能な存在なんだ。つまり王政が巨人を持っていれば、エレンはそいつに喰われるだろう。
そこまで聞いたミカサは部屋を飛び出そうとするが、リヴァイがそれを止める。「お前が取り乱したところでやつらがエレンを返してくれるわけじゃねぇ。とにかく、そのロッドレイスとやらの領地を目指す!」ミカサの速度を肩グイで止めたリヴァイすげースw
ハンジ班はエルヴィンにレイス家の情報を、リヴァイたちは直接レイス卿の領地へ向かいそちらで落ち合うことを約束する。この辺りの話し方が、リヴァイよりハンジの方が立場が上何だなぁってわかりやすくて好きです。いつものぶっ飛んだリヴァイにしか止められないハンジも好きだけど。
エルヴィンのもとにはピクシス指令(CV. 田中正彦)が訪れ、手紙を読みその返事を持ってきたと伝える。「本当にやるのか」と。「はい。我々はオールマリアを奪還し、王制を妥当します」頭を抱えエルヴィンの考えにうなずくピクシス指令は「いつかこの狭い世界に人間をとどめることに限界を迎える日が来ると思っておった。その時は王に銃口を向ける日が来ると」しかしエルヴィンの考えは違いました。「もし私の考えが正しければ、王位奪還に重機は使いません。人を殺すことがあってはなりません」その言葉に目を輝かすピクシス。
ハンジがエルヴィンのもとにかけるけると「どうやら私の賭けは当たったようです」とピクシスに伝えます。とらえた憲兵の自白、レイス家こそが本来の王家であることを。「現在リヴァイ班がエレンとヒストリアの奪還に向かっています。作戦が成功し次第、ヒストリアを王女に即位させます。真に王の血を継ぐものとして」「いいじゃろう、お前の計画に乗ろう。ただし、その計画を実行するのは我々ではない、わかっておるだろうな、エルヴィン」「もちろんです指令」
そこへ、エルヴィンの部下が駆け込み、ケニーたち憲兵団の一件を調査兵団の罪にすり替え、団長であるエルヴィンに出頭するよう名が下ったとの情報を持ち込みます。
焦る部下と異なり、エルヴィンは向こうも手を打ってきたかと冷静な表情でハンジに伝えます。「俺は団長としての表の顔を通す。何かあったときはわかるな、次の調査兵団の団長はお前だ、ハンジ=ゾエ。調査兵団を任せたぞ」
エルヴィンは街中で起きたリーブス商会の会長以下部下の殺人現場を見せつけられ、これは調査兵団による計画殺人であり、エレンに指示を出したエルヴィンに罪を問うと中央憲兵団によって、調査兵団のすべてが身柄を拘束されて今う事態に発展します。自由に動けるのはハンジゾエの部下(先日とのケニー戦で何人か失っている)とレイス家の領地へ向かっているリヴァイ班だけとなりました。
エルヴィンはいったん時間をもらうと、リーブス氏のもとにしゃがみ込み、彼が起こした過ちとそれからの彼の功績をたたえ、この無念必ずや果たして見せましょうと、自分に言い聞かせるように彼の家族に伝えるのでした。
場面はピクシス指令との昔話に戻ります。それは彼が子供で、彼の父が教員を務めていたころの話でした。子供だったエルヴィンは子どもながらに矛盾を感じ父である教師に質問を投げますが、その場では話を流されてしまいます。しかしその夜、彼は父から質問の答えを聞くことができたのです。
彼の父の話では、100年前外からは何一つ歴史的なものを持ち込むことができなかったと。そして中央から配布される歴史書には多くの矛盾点があると。それはエルヴィンも予想だにしない答えでした。そして無邪気にも彼は、それを翌日仲の良い友人に話してしまい、運悪く憲兵団にその場をみられてしまいました。その日、父は帰ってこず、遠い町で事故にあって死んだのだと教えられました。「押さなかった自分が父を殺したのだ」と、ピクシスに懺悔するように伝えました。「父の仮説はこうでした。100年前王制によって民は記憶を改ざんされたのだ、と」
エルヴィンは中央の秘密を知ったものが、罪もなく殺されていくことにリーブス氏と父の姿を重ね非常にやるせない気持ちになっていたのは明らかです。今や父の仮説を証明することこそが使命となっているエルヴィンにとって、リーブス氏の殺害はもはや怒りに火を灯すようなものでした。
一方リヴァイ班は、手配書に検問と多くの難関が立ちふさがり、手をこまねいて森に隠れている状況でした。冷静ではありつつも、明日までには領地にたどり着きたいリヴァイ班。そこへいち早くサシャが何者かが近づく音を察知します。腰を上げるリヴァイ班と、何者かの足音…さて、今回はここで終了!えー!中途半端感(笑)
それにしても原作は面白いに尽きますが、アニメの構成も今回も巧妙でしたね。原作のパーツを全て分解し、全く同じ筋になるように結果時系列も変えずに構成されていくんですよね。構成作家さんもNHK縛りもあると思いますし苦労どころもあると思いますが、巧みな技術だなぁと毎回感心して今います!その点も楽しみにしつつ…あの足音は…
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